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河合伸浩公認会計士・税理士事務所
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2011年03月23日

「災害は災害」

子ども手当と高速道路無料化の財源を復興に回す方向で動いているみたいです。
もちろん、言っている意味も、気持ちもすごくわかります。
でも、これって何か違いません?
そもそも、子ども手当の趣旨は
「子育てにかける予算でみると、先進国の中で日本はGDP比で最も少ない国の一つとなっていて、合計特殊出生率もG7諸国中最低な中、次代を担う子どもの育ちを社会全体で応援する」
ということでした。
今の東北の復興はもちろんのこと、こらから日本に起こりうる諸問題を解決に導かなければならない子ども達。
その子ども達のため、というのなら、むしろ、子ども手当の財源を復興に!とはするべきではないんではないでしょうか
高速道路の問題にしても、そもそも、「高速道路を少しの期間だけ安くします!」ではなかったハズです。
もともと日本では高速道路は無料で、東名・名神高速の建設の際、建設に費やした借金の返済のために有料化されましたが、返済を終えたら無料に「戻す」約束だったのです。
70年代に田中角栄首相により料金プール制が導入され、他の路線の建設に回すため永遠に通行料金を取り続けることが可能となり、有料が当たり前になっていただけなのです。
土日上限1000円に加えて、平日上限2000円などの新たな料金制度の導入は、あくまで公約の「無料化」に向けた制度にすぎません。
つまり、この2つについては、日本の将来に向けた国家ビジョンの一環として、「恒久的な財源の中で」行うべきであり、行うことができる!
民主党はこう言っていたのです。
麻生総理の時代に行った「定額給付金」等、臨時出費的なものなら
「今はそんな時ではない。少しでも復興に!」
そう思うことに何の違和感も無かったと思います。
ですが、今回のこれはどうしても腑に落ちません。
今のままでは、災害を、もともとの財源不足の言い訳に使っている、と言われても仕方がないと思います。
被災者の方にとってこんな失礼な話はありません。
こんなときではありますが、被害のないこの地域だからこそ、
「災害は災害」
という冷静な判断が必要なのではないでしょうか。
  


Posted by 河合会計 at 19:30今日のつぶやき