2011年04月24日
サンテパルクたはらとビュッフェ経営

今日、家族でサンテパルクたはらに行ってきました。
ランチビュッフェが主な目的でしたが(笑)、久しぶりに行ったら長男もできることが多くなっていて、遊具や自転車も楽しそうにやっていましたし、休日ならではの催しでやっていたトランポリンやストラックアウトも楽しめて、昼前から夕方小雨が降るまで遊んでしまいました。
行ったことがある方はご存知かと思いますが、ここのランチビュッフェ、すごい人気なんです。
今日も、11時前に着いたのに一巡目でギリギリ入れたって感じで、相変わらずの人気に驚きました。
値段は大人1人1,500円弱くらいだったとおもうので、地産地消的な素朴な料理の割に決して安いわけではないと思うのですが・・・、「ひな野」もそうですけどナゼか凄い人気で・・・。
昨日もチラっと書きましたけど、豊橋ってところ(他は良く知らないですが)は本当ビュッフェ好きだと思います。
以前、知り合いの料理人の方と話していて、今でも覚えている言葉があるんですが、その方はこう言ってたんです。
「東京とかだと、コースなんかでお客さんがペロっと食べてくれると嬉しいだけだけど、豊橋では足りなかったんじゃないかって不安になるんだよね。」
と。
まず
「お腹がいっぱいになること」
っていうのが大前提らしいんです。
その点、「前菜」ビュッフェはホント上手いこと考えられてるなぁ~と思いますよ。
①お客さんは着いてすぐに食べたり飲んだりできるので「待つ」ということをしなくてよい
②前菜だけでなくすべてがビュッフェのときと同じようにお客さんは全員お腹いっぱいで帰ることが出来る
③所詮「前菜」なので、お店としても原価率を安く抑えられる
④セルフにすることで人件費を削減できる
⑤あくまで「食べ放題」なので客単価は比較的高くなる
⑥ビュッフェはメニューが決められていないので、メニューに縛られることなく、「余ったもの」や「その日安く提供できるもの」を使用できる
③以外は一般的なビュッフェやバイキングと呼ばれる形式の店でも言えることですが、「前菜」ビュッフェ独特であるのが③です。
ビュッフェやバイキングで店側が負うリスクは、もちろん「原価割れ」なんですが、そもそもビュッフェやバイキングの儲けの仕組みはメニューのバランスにあって、例えば、お客さんがメインのローストビーフばかりを食べていたら店側は当然採算が合わなくなるんですが、お客さんはライスやその他の料理にも手をのばすので、そこで採算が合うようになっているんです。
つまりビュッフェやバイキングのリスクの素はメイン料理にあるわけで、そのメインを除いた「前菜ビュッフェ」にすれば、ビュッフェやバイキングの良いとこどりができる!という訳なんです。
私が飲食店をするなら絶対「前菜ビュッフェの店」にしますね(笑)。