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河合会計
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豊橋市の会計事務所ブログ。
河合伸浩公認会計士・税理士事務所
税金、会計、相続のこと、気になったら何でもご相談ください。
藤沢事務所 豊橋市藤沢町182-3
電話代表0532-47-1997

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2011年04月07日

アンパンマンの超過収益力


先日「名古屋アンパンマンこどもミュージアム&パーク」に行ってきました。
長男はもう戦隊ものに興味が移っているものの、マンパンマンも当然好きで、行った人の話を聞いていて、「いつかは行きたいなぁ」と思っていたんです。
事前にいろんな人の話を聞いて一番多かったのが
「入場料をはじめ、とにかく値段が高い!」
ということ。
1歳以上は一律税込1,500円(※1歳以上小学生以下のお子様には記念品つき )なんですが、確かに1歳から入場料を取られるところってあんまり聞いたことないですし、他のテーマパーク等のように大型の乗り物など、お金がかかっていそうなものもない割には高い気がします。
でも、まあ、1歳11ヶ月ともなると、もう立派な子どもですし、幼稚園や保育園に入園する頃には戦隊ものやプリキュアに興味が移る子も多いとなると、1歳はパークにとってターゲットど真ん中なんで、入場料は仕方ないとしましょう(あまり安いと混み合い過ぎて危険等の理由もあるでしょうしね)。
でも、パーク内に「ジャムおじさんのパン工場」なるものがあって、キャラクターのパンが売っているんですが、そこのパンは高い!一律300円するんです・・・。
例えば、なんの変哲もないカレーパンにカレーパンマンの顔が描いてあるだけで300円・・。
カレーパンマンなんかまだケチャップやらからしやらでカラフルですし、300円くらいするカレーパンも見かけることもありますのでまだいい方ですが、アンパンマンなんかアンパンにチョコか何かで顔描いてるだけですよ。
これがお土産で飛ぶように売れてるんですから、恐るべし、アンパンマンです。
これが超過収益力ってやつかぁ~と怒りどころか感心さえしちゃいます。
超過収益力とは会計上「のれん」と呼ばれ、企業の持つブランドやノウハウ、特許権など目に見えない資産のことです。この資産を多く持っている企業は、それを持たない企業と比べると、その資源を活用できる分だけ収益を上げることができるわけです。
「元祖~」「総業~年」「普通のTシャツだけど胸にD&G」などがわかりやすい例で、その商品だからこそ、人々が高いお金を払ってでも買おうとし、高い金額に見合う価値をその人が認めているから買う、という買い物は多くの人が経験していると思います。
アンパンが高いと嘆いていても仕方ありません。そのお土産が何より喜ばれ、それを満面の笑みで頬張る子どもがいる、という現実がある以上、商売を長く続けるため、アンパンマンに負けないくらいの「のれん」を作り出したいものです。

※「のれん」は通常の決算の時には表に出ることはなく、企業の合併や買収、営業の譲り受けの時に限って資産に計上されるものです。
  「のれん」=「買収の支払対価」-「買収された企業の時価評価純資産」  


Posted by 河合会計 at 18:48今日のつぶやき